診察の流れ
まずはお話をうかがい、現在の心身の状態を評価します。現在の状態に対して、今後予想されること、それに対しての対策や可能な治療の説明をいたします。
精神療法
当院で行っている治療の中心は支持的精神療法です。患者さんとお話をする中で、今何ができて何ができないかを考えていきます。「できることを無理せずにやっていきましょう」と、不安で自信のない状態を精神的に支持していく治療法です。
公式の精神分析療法や認知行動療法は行っておりませんが、いろいろな治療技法を折衷的に取り入れております。患者さんの精神状態に合わせて、いわばオーダーメイドの精神療法を提供していきたいと思います。
薬物療法
お薬は治療のために役立つことが多いですが、それだけで治すものではありません。副作用や依存性の危険もあります。
それぞれの薬の効用と副作用について、十分説明した上でシンプルで最小限の薬物療法をめざしていきます。
すでに他の病院などでお薬が処方されている場合には、それらが現在の状態に合っているか検討し、なるべくシンプルで少ないお薬での治療にしていきます。
心理検査・発達検査
発達面の状態や心理面の特徴を調べるために、心理検査・発達検査を行うことがあります。火曜日と木曜日に担当の公認心理師が検査を行っております。治療のための評価として行いますので、検査のみの受診はできません。検査を行う必要性については診療の中で主治医が判断いたします。
発達・知能検査:知的な発達のレベルや特徴を調べる検査です。田中・ビネー式知能検査、WISC-V、WAIS-IVなどがあります。
人格検査:心理・人格面での特徴を調べる検査です。描画テスト、PFスタディ、SCTなどがあります。
診断書について
行われた診療所見に基づいて診断書を発行することができます。費用は自費になります。
各種資格のためなど精神障害がないことを証明する診断書には対応しておりません。
当院で対応できないこと
以下のようなことには当院では対応できません。他の医療機関等への紹介などにて対応させていただきます。
具体的な受診の方法については、診療案内をごらんください。